苔玉のインテリアグリーン
「苔玉」とは、植物の根を用土で球状に包み、その周囲に苔植物を貼り付けて糸で固定したもの。丸くてかわいらしい形と、独特の質感が人気です。蒸し暑い夏の季節、室内に飾って涼しい雰囲気を楽しんでみてはいかが?
INDEX
- 苔玉に向いている植物と苔の種類
- 用意するもの
- STEP 01 けと土を揉んで、平たくする
- STEP 02 苗をけと土で包む
- STEP 03 水苔を広げて、苗を包む
- STEP 04 水苔を貼り付けて固定する
- 完成&その後のお手入れ
苔玉に向いている植物と苔の種類
苔玉にする植物は、室内環境に順応しやすい品種が多い、いわゆる“観葉植物”がおすすめ。窓際や明るい場所に置くなら、カランコエなどの花も向いています。
また苔は種類が多様。今回は水苔を使いますが、店頭販売されているハイ苔や砂苔、山苔などの生苔も苔玉に使用できます。
・ハイ苔
・砂苔
・山苔
用意するもの
- 植物の苗(観葉植物)
- けと土
- 装飾用水苔
- テグス
- 好みの器
※「けと土」とは、水辺の植物が枯れて水底にたまり、長年かけて粘度状に変化した土のこと。水を含むと粘り気がでて、乾燥すると硬くなる。
STEP 01 けと土を揉んで、平たくする
けと土に水を少々加えながら耳たぶくらいの柔らかさになるまでもみ、平たく形作っておく。
STEP 02 苗をけと土で包む
植物の苗をポットから抜いて土を軽く落とし、STEP 01のけと土で包み込んで、形を整える。
STEP 03 水苔を広げて、苗を包み込む
装飾用の乾燥水苔を水に浸けて戻しておく。水気を絞りながら丸く広げ、植物をくるんでいく。
STEP 04 水苔を貼り付けて固定する
けと土が見えなくなるように水苔を貼ったら、たすきがけの要領で、テグスでX字を描くように巻く。
完成&その後のお手入れ
ガラスや陶器など好みの器に入れて完成。洋風にも和風にも合うのが苔玉の魅力。お手入れは、苔の表面が乾いた時に苔全体をさっと水に浸け、たっぷり水を含ませて器に戻す。数日間留守にする場合は、苔玉の1/4くらいの高さまで水を入れておけば、苔玉が水を吸収してくれる。
初出/メイクマンfile vol.55(2015年6月18日発行)
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